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Uberに学ぶ料金設定

Uberに学ぶ料金設定

みなさんが「uberしよう!」と聞いたら
「Uber EATS」を思い浮かべる方が多いと思います。

私が初めて「uber」を知ったのは2019年の2月で、
それはアメリカで出会った「Uber Taxi」というサービスでした。

Uber Taxiとは、
ライドシェアリングサービスのことで、
「アプリを通して個人タクシーを呼ぶことができるサービス」です。

個人タクシーのためドライバーは一般人です。
そこに不安を抱かれるかもしれませんが、
Uberでは乗客とドライバーが相互評価を行う仕組みになっており、
評価が低いドライバーはUberのドライバーを続けることができません。
そこで、ドライバーの信頼性を担保しています。

私自身日本ではあまり利用しないTaxiですが、
Uber Taxiのあるポイントにより、
現地で何度も何度も利用することとなりました。

そのポイントとは、
出発地と到着地を指定し事前に予約しておくことで、
事前確定された金額でタクシーを利用できることです。

予め目的地を設定すると、
複数のドライバーから金額の提案と目的地到着時間の提示があります。
そこで利用者は頼みたい人を選択し、アプリ内で決済まで行える仕組みです。

「そんなことかい!」と思うかもしれませんが、
実体験としてこの仕組みは心理的負荷に大きく影響します。

メーター制タクシーのように、
移動中ずっとメーターが上がり続けるのを見なくて良いのです。

渋滞等に捕まり、
容赦なくメーターが上がり続けるストレスを考えなくて済むのです。

その心理的ストレスを解消してくれ、
なおかつ目的地を設定するだけで即座に
信頼できるドライバーが送迎してくれる、
その便利さに魅了されてしまいました。

ではこのサービス、
なぜ日本では広がっていないのか?
※一応存在しますが仕組みはアメリカのものと異なります。

それはどうやら、タクシー業界との
大人の事情が関係しているそうです…
まあ、そりゃそうですよね。

その結果、日本ではハイヤーのような用途や、
https://www.nihon-kotsu-taxi.jp/service/flat-rate/

原則利用日時の24時間前までに予約するサービスに留まっている状況です。
https://www.rakurakutaxi.jp/C15SelectInit.do

ではでは、この気づきを、
社労士業界のビジネスに置き換えて考えます。

社労士業界では、
メーター式タクシーのような仕組みが取られていることが多いです。

たとえば、
・相談料金
・給与計算料金
・賞与計算料金・社保手続き料金
・タイムカード集計料金
・年度更新料金
・算定基礎届作成料金 etc…
といった感じで大量の業務細分化が
された料金表が【顧問料金】の名の下に採用されています。

顧問料金とはいっても毎月変動的で、
その月に実際に発生した各種業務の累計金額を請求する仕組みがほとんどです。

日本でメーター式タクシーを使用しなかった私が、
アメリカで定額タクシーを頻繁に利用し、
その結果効率的な移動ができたり時間を有効活用できた。

そのことを社労士業界の顧客の立場に置き換えてみます。

価格を気にしてしまい社労士をつけない(依頼業務を抑える)顧客が、
定額プランの料金表にすることで業務を依頼しやすくなり、
その結果労務の負担から解放され実務に集中できた。

そんな状態を私は目指したいので、定額プランを設定します!

顧客の利益を最優先に考えているからこそ、
顧客にとっての利益はなにか?を考え、
その目的にあった形でサービスを提供します。

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