こんにちは。
櫻井です。

皆様、Nightbirdeという歌手をご存知でしょうか？

アメリカのオーディション番組「America’s Got Talent（通称AGT）」で一躍有名になった女性歌手です。AGT自体大好きな番組でずっと見てきているのですが、2021年6月に初めてNightbirdeがオーディション番組に登場したときには、とても衝撃を受けました。

まずは、その映像をご覧ください。

彼女はこの映像の時点で、肺と脊髄、肝臓にガンが転移し、生き残れる可能性はたったの2%と告げられています。そのような状況の中、彼女の闘病生活を書き綴ったオリジナル曲「It’s OK」ですが、その歌声の美しさ、歌詞の力強さ、そして彼女の表情の明るさには圧倒されてしまいます。

Nightbirdeは私と年齢が近いということもあり、ファンであると同時に、闘病生活を頑張っている彼女を応援していましたが、2月19日に旅立たれました。

知らなかったのですが、Nightbirdeは、医師から余命宣告を受けた後に、旦那から「愛していない」と言われ離婚も経験していたそうです。
突然の末期がん宣告に突然の離婚、私には計り知れないほどの苦しさの中にいたのではないかと思いますが、彼女から発せられるメッセージはいつも相手目線、つまり誰かに対して何かを伝えようとしているように感じられました。

彼女の言葉の中でも、特に感銘を受けた言葉を2つ、紹介したいと思います。

■You can’t wait until life isn’t hard anymore before you decide to be happy.

意訳：人生において苦しみがなくなるなんてことはない（ガンと闘う者もいる）。どんな状況でも幸せになろうと決心することはできる。

僕は、年齢が近いということもあり、ものすごく心にくるものがありました。
本当に強い人だったのだと思います。

Nightbirdeほどとは言わずとも、自分もどんな状況でも、自分のことで頭いっぱいになるのではなく、人を想える心の余白を持ち続けていきたいなと思います。

ご冥福をお祈り申し上げます。
May her soul rest in peace.